"Wed 21"はいわゆるアルゼンチン音響派（こういう分類の仕方もどうかと思うが）のJuana Molina （フアナ・モリーナ）の新作。Molinaは何度か来日しており、確か勝井祐二や山本精一といったインプロヴァイザーとも共演しているはずだ。本国のアルゼンチンでは…

Lou Reed（ルー・リード）の最後のアルバムになってしまったのはMetallica（メタリカ）との共演作"Lulu"であるが、この作品はメタリカとルー・リードのコアなファンには非常に評判が悪く、例えばアマゾンのカスタマー・レビューなどでは否定的な意見が多く寄…

Warpaint （ウォーペイント）はロスアンゼルスを拠点に活動する女性4人組のバンドで、どことなくレーベルで言えば英国の4AD的な雰囲気を醸し出しているところに惹かれる。Warpaint Official Website: http://warpaintwarpaint.com/ Warpaint (Qetic Intervie…

ジャズ・ピアニスト, Brad Mehldau （ブラッド・メルダウ）の新作はMark Guiliana （マーク・ギリアナ）との共作。メルダウはピアノ・トリオの作品が最もよく知られているが、Jon Brion （ジョン・ブライオン）がプロデュースしたソロアルバムとか、ジャンル…

チャペルコンサート vol.29 彼岸の此岸 吉野弘志 / 太田惠資 / 吉見征樹 / 鬼怒無月 『Feeling the Other Side / 彼岸の此岸』 新譜発売記念〈黄泉の国を対岸から眺めている〉時、彼岸から此岸は眺められている。武満徹の映画音楽〈他人の顔〉は気づくともう…

アメリカ、ミシガン州のデトロイトに住むアダムは表向きはアンダーグラウンドのミュージシャンだが、実は何世紀もの間生き延びている吸血鬼で、夜の闇を息を潜めて暮らしている。21世紀の吸血鬼は血を求めて人を襲ったりはしない、必要な血液は病院の医者に…

Pixies （ピクシーズ）はファーストアルバムから聞いてきて、4枚目の"Trompe Le Monde"を最後に公式のスタジオアルバムは発表されず、その後再結成してライブを中心に活動を続けてきた。広島でのライブに行く機会があり、クアトロが満員だったのに驚いた。チ…

Shimmy (清水ひろたか）＆ Sakana （細身魚）Tour 20141/13 (月) 由布院 Cafe La Ruche 1/14 (火) 愛媛 双海 Ledru Rollin 378 1/15 (水) 香川 Bar RUFFHOUSE 1/17 (金) 松江 DOOR BOOK STORE 1/18 (土) 広島 音cafe Luck 1/19 (日) 姫路 ハルモニア 1/20 (…

ヴァイオリニスト、Hilary Hahn （ヒラリー・ハーン）の新作はアンコール曲を27名の作曲家に依頼し、その初演を録音したものであり、いわゆるクラシック・現代音楽の作曲家だけではなく、フリー・インプロヴァイザーのエリオット・シャープなどジャンルを越…

ライブパフォーマンス（ヲルガン座）協賛 株式会社コルグ 後援 広島電子音楽研究会 主催 フリップミュージック１．Ipso Fact 船田奇岑＋RAKASU PROJECT（落晃子+西田彩の三人による電子音楽即興演奏ユニット) ２．UNYO303 大阪在住の電子音楽アーティスト PC…

"You should see the sun shining on the Ganges. It's amazing..." 「ガンジス川に昇る太陽を見てみろよ。すごい眺めだ．．．」Alfonso Cuarón （アルフォンス・キュアロン）監督の映画"Gravity"は邦題が「ゼロ・グラビティ」となっていて，意味が逆になっ…

最近，Lou Reed (ルー・リード）の初期のアルバムをよく聞いている。リードは"New York"と"Magic and Loss", それにVelvet Underground （ヴェルヴェット・アンダグラウンド）のアルバムは聞いたが，網羅的に聞いていたわけではなく，まだ聞いていない曲も多…

ジョン・ゾーンの新作は英国のロマン派の詩人で画家でもあるWillaim Blake (ウィリアム・ブレイク）の作品に触発されたもので，エレクトリック・ギター，ハープ，ヴィブラフォンのトリオによる編成という少し変わったスタイルのもので，ジャンル分けするのが…