Lou Reed "Transformer"

最近,Lou Reed (ルー・リード)の初期のアルバムをよく聞いている。リードは"New York"と"Magic and Loss", それにVelvet Underground (ヴェルヴェット・アンダグラウンド)のアルバムは聞いたが,網羅的に聞いていたわけではなく,まだ聞いていない曲も多い。意外なところでは映画「バックコーラスの歌姫たち」("20 Feet from Stardom")の中でリードの"Walk on the Wildside"が取り上げられている。リードの曲でバックコーラスが入っている曲がそれほど多くはないと思うのだが,この曲は確かに入っていて,リードが"And the colored girls go, Doo do doo, doo do doo, doo do doo"と歌った後で,コーラスが入る。歌詞はちょっと侮辱的な感じなんだけど,これがあるから歌えると映画の中でコーラスシンガーの人が言ってましたね。そのリードももういないわけですが。

"20 Feet From Stardom" Official Website: http://twentyfeetfromstardom.com/

"20 Feet From Stardom" Official Trailer

Lou Reed "Walk On The Wildside"

Lou Reed "Perfect Day(Live at Montreaux 2000)

"Perfect Day"は全てが終わった時点で回想して歌っているような,時間感覚の捩れを感じさせる曲で,"Magic and Loss"の何曲かもそうなんですが,リード自身に対する自己言及的なレクイエムであると言えなくもしない気がしますね。