原作はまだ読んでいない。アニメーションはアマゾンプライムで初回を見ただけである。サウンドトラック石橋英子が担当しているので聞いてみた。音色と響きを重視して作られており、ドビュッシーの室内楽に雅楽の響きを継ぎ足したかのような趣である。メインテーマが親しみのあるメロディーで奏でられるサウンドトラックの王道的な路線からは外れているが、幽玄な雰囲気を醸し出す音響が作品の世界観には合っている。夏の終わりに聞くのにふさわしい最高の贈り物であることは間違いない。

2020-08-30

Japan "Live from the Budokan, Tokyo FM 1982"

Japanの東京、武道館でのライブを収録したCDが発売された。東京FMと書かれているが、坂本龍一が担当するFM番組（NHK FMのサウンドストリート）のために録音されたとライナーノーツに記されているので、そうするとNHK FMではないかと思うのだが、その点は判然としない。Japan 解散直前のライブというと、公式盤として"OIl On Canvas"があるが、武道館でのライブはゲストとして"Taking Islands In Africa"を共作した坂本龍一、高橋ユキヒロ、矢野顕子が参加している。音質がもう少し良ければということはないのだが、その点が唯一惜しまれるところではある。

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