The Durutti Column/The Return of the Durutti Column

少し前にMorrisseyの"Viva Hate"をアナログの中古盤で入手することができました。The Smithsは一応聞いていたのですが、モリッシ―のソロは聞いたことがなかったのですが、"Viva Hate"はギターがThe Durutti ColumnのVini Reillyで、特徴のある音色が聞けます。シルヴァン・ショヴォーがライヴでスミスの曲を取り上げたこともあり、数日前から"The Queen Is Dead"を聞き返したりしていました。

ドゥルッティ・コラムは初期のアルバム、"The Return of the Durutti Column", "LC", "Another Setting"あたりを良く聞いていました。中期以降の作品は入手の難しいものもあるようですが、初期のいくつかの代表作が最近、CDで再発されていますので、興味のある方はチェックしてみてください。

The Durutti Columnhttp://www.thedurutticolumn.com/はバンドというよりも、実質的にはVini Reillyのソロプロジェクトといっていいのではないかと思います。1978年に英国のマンチェスターで結成されたわけですが、当時は他に数名のメンバーがいて、必ずしもライリーが中心になって運営していたわけではないようですが、結果的に彼一人が残ったため、バンドとして始まったにも関わらず、ソロプロジェクトのような形になってしまったわけです。

ヴィニ・ライリーは精力的に作品を発表し続けてきたわけですが、約2年前、56歳の時に心臓発作に襲われ、辛うじて命は取り留めたものの、脳の血栓による障害が残り、しばらくは楽器がまともに弾けない状態が続き、音楽が続けられないのであれば、死んでしまおうかと、自殺を真剣に考えていた時期もあったようです。現在では、それなりに回復して、音楽活動に復帰しているとのことですが、サラ・ウォルターズによるインタビュー(2012年2月24日)を読むまで、全然知らなかったですね。
http://www.citylife.co.uk/news_and_reviews/news/10020315_vini_reilly___i_m_certainly_not_suicidal_any_more_