The Slits/Cut, The John Peel Sessions

Dennis BovellのプロデュースしたバンドにThe Slits(スリッツ)http://en.wikipedia.org/wiki/The_Slitsがあります。レゲエの影響を受けていることはもちろんですが、ダブ的な音響処理が施されています。ファーストアルバム"Cut"は80年代半ば辺りにLPで購入しました。当時のBBCでの音源を集めた"The John Peel Sessions" http://www.bbc.co.uk/radio1/johnpeel/index.shtmlも聞き応えがあります。"Cut"はバンドメンバーが半裸で泥を塗りたくったジャケットで知られていますが、かなり衝撃的でした。リマスター盤のCDも出ていますが、LPで買って、部屋の目立つところに飾っておくのが、正しい使用法でしょう。刺々しく攻撃的な音というよりも、開放的で脱力感のある音がこのバンドの特徴ではないかとと思います。緊張してもロクなことはないので、力を抜いて気楽に行こうと言われているような気がしますね。

近年は再結成して、精力的にライブや新作のレコーディングなども行ってきましたが、残念ながらヴォーカルのAri Upさんが、2010年10月20日に永眠されました。