「いいものもある。だけど悪いものもある。」

向井秀徳「厚岸のおかず」(イーストプレス)は、大学の音楽サークルの狂騒的かつクールなセッションの話や、エンドレステープを作っているシド・バレットhttp://twowheelsgood.web.infoseek.co.jp/pinkfloydarticle2.htmlの話など、音楽家ならではの着想に満ちた、シュールな味わいのある短編小説を集めたものです。向井さんのちょっと頭の中を覗いて(「マルコヴィッチの穴http://mal-ana.asmik-ace.co.jp/index2.shtmlみたいなものか?)いるような不思議な感覚を味わうことができます。

これに似たようなものはあまり思い浮かばないのですが、スネークマンショーなんかはどうかなと思ったわけです。これ、元々は大阪のラジオ番組として始まったのですが、後に東京のTBSから放送されるようになり、YMOの増殖の曲間に挿入されて話題を呼び、その後数枚のオリジナルアルバムをリリースするに至りました。中心メンバーは現在ではけっこうメジャーな人になってますね。結成から現在までの経緯については、次をご覧ください。

当時の某有名ミュージシャンをネタにしたのが、これです。


Nice Age(YMOのアルバム「増殖」に収録)でミカhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E4%BA%95%E3%83%9F%E3%82%AB(元サディスティックミカバンドのヴォーカルだった人です)のナレーションが入ります。
「ニュース速報、22番は今日で一週間経ってしまったんですけれども、彼は花のように姿を.....]
バックヴォーカルはサンディです。

音楽ネタとしては、「これなんですか? レコード屋編」というのがあります。これ、じつはYouTubeで初めて聞きました。スネークマンショーのアルバムには薬局編が収録されており、こちらの方が、ある意味古くなっていませんね。レコード屋編も、おもしろいと言えば、おもしろいのですが、StyxやSupertrampはともかく、Split Enz知ってる人いるかなあ? ちなみに私はTrue ColoursとWaiata http://en.wikipedia.org/wiki/Split_Enz_discographyの二枚持ってます。

「いいものもある。だけどわるいものもある。」というのは、スネークマンショーのコントの中で何度も繰り返し使われるセリフです。どれに入っているのかは、探してみてください。

次にSplit Enzの"I Got You"、Sandy & The Sunsetzの"Aishi, Aishi", "Battery", "Drip Dry Eyes"