Black Dub

Daniel Lanoisを中心に従えたバンドで、2010年に同名のファーストアルバムをリリースしました。
以下の4人のメンバーで構成されています。

Daniel Lanois: Guitar, Vocals & Keyboard
Trixie Whitley: Vocals
Daryl Johnson: Bass, Vocals
Brian Blade: Drums, Vocals

Blade、Johnsonの鉄壁のリズム隊に、Lanoisのギター、WhitleyのVocalが絡むという曲構成になっています。バンド名から分かるように、レゲエの影響を強く受けており、ところどころダブ的な音響処理が施されています。とはいうものの、あからさまにエコーをかけまくるようなことはせず、さりげなく控えめになされており、基本的にはロック・ポップのフォーマットで曲は作られています。普通のロックバンドっぽい音だと思って、最初は聞いていたのですが、繰り返して聞くと、細かい音の処理とか、プレイヤー相互のインタープレイなども楽しめるので、飽きないですね。

実はこのアルバム、買った当初はあまりいいとは思わなくて、数回聞いただけで、棚に放置された状態でした。数日前、Lanoisに関係のあるCDを引っ張り出した中に、これがあり、聞き返してみたら、意外に良かったんですね、これが。こういうこともたまにはあるのかな?

作曲はラノアが担当で、レゲエの曲も何曲かありますが、菊地孔成ライブダブセクステットみたいにミキサー兼エンジニアが正式メンバーにいて、ライブで即興的に音響処理を施すというところまでは考えていないようです。そういえば、今日はSt.Valentine's Dayで、大谷能生、菊地孔成のValentine's Jazz Dommuneをさっきまでやっていました。菊地さん、いつも通り、(ライブのトークの時は毎回そうですが)、ハイテンションで盛り上がっていました。さっき終わってしまったんですが、シュールでハイテンション。

さて、ここでBlack Dubに戻ります。

次はアコースティックのセットで、二人での演奏。

"Surely, you're meant to be mine"ならいいのにね。