Virginia Astley "Tender"
正式なジャンルの呼称と言えるかどうかは微妙なところですが、現在、ポストクラシカルという括りで多くの作品がリリースされています。生の楽器を中心に据えた、ミニマルで静謐な音楽を指して使われ、クラシックの素養のあるミュージシャンによって作曲・演奏される場合が多い。ヴァージニア・アストレイは80年台から主だった音楽活動を始めるようになり、ケイト・セント・ジョン(Kate St.John)、ニッキー・ホランド(Nicky Holland)とラヴィッシング・ビューティーズ(Ravishing Beauties)を結成する。並行するように、ソロとしての活動を始め、80年台初頭から、EP、LPを発表する。6歳からピアノを始めるなど、正式なクラシックの訓練を受けており、英国の作曲家Vaughan Williams(ヴォーン・ウィリアムズ)やBenjamin Britten (ベンジャミン・ブリテン)等の影響が聞き取れるかもしれません。
Virginia Astley official website: http://www.virginiaastley.com/
Virginia Astley (Wikipedia): http://en.wikipedia.org/wiki/Virginia_Astley
"Tender"は1985年にElektraから30㎝のEPのみでリリースされた作品で、CDには収録されていませんが、朝、この時間帯に聞くといいかもしれません。
次にSilent Poetsとの共作で1997年にリリースされた"Don't Break the Silence"です。これはSilent Poetsのアルバム,"For Nothing"に収録されています。
"Hope In A Darkened Heart" (1986)より"A Day, A Night"
"A Summer Long Since Past"
"Love's Lonely Place To Be"
"From Gardens Where We Feel Secure"(1983)より"From Gardens Where We Feel Secure"
"Had I The Heavens"(1996)より"Nothings Is As It Seems"