Astor Piazzolla "Tango Zero Hour"
ウォン・カーウァイ監督の1997年の映画「ブエノスアイレス」を見ていたら、アストル・ピアソラの音楽が使われており、何年かぶりにピアソラのタンゴゼロアワーを聞き返してみました。聞いていて耳障りの良い、いわゆる心地よいだけの音楽というのはたくさんありますが、ピアソラの音楽には色気と艶がある。専門的な論議は研究家の人にお任せすることにして、ここではピアソラの曲を取り上げた日本人の音楽家をいくつか紹介しておくことにします。
ピアソラ関連書
小沼純一 (1997) 『ピアソラ』河出書房新社
斎藤充正 (1998) 『アストル・ピアソラ戦うタンゴ』青土社
ナタリオ・ゴリン[斎藤充正訳](2006) 『ピアソラ自身を語る』 河出書房新社
マリア・スサーナ アッシ、サイモン コリアー[松浦 直樹訳](2006) 『ピアソラその生涯と音楽』 アルファベータ
斎藤 充正・西村 秀人 (2000) 『200 DISCS ピアソラ/タンゴの名盤を聞く』 立風書房
ピアソラに関するHP
http://homepage2.nifty.com/mitsu-sa/
http://www2s.biglobe.ne.jp/~cama/tango/piazzola/piazzola.html
http://www.yoshimura-s.jp/astor/
http://www.geocities.jp/latinamericapiano/piazzolla/piazzollaintro.html
http://web.mac.com/travessia115/site/Welcome.html
http://www.piazzolla.org/(英文)
ピアソラの代表的なCD (EWEより発売されている日本盤、原盤はamarican clave http://www.americanclave.com/)
"Tango Zero Hour"
"La Camorra"
"The Rough Dancer and the Cyclical Night"
http://www.ewe.co.jp/archives/artist_info/a/astor_piazzolla/
Astor Piazzolla "Adios Nonino"
ピアソラの作品の演奏に強く印象に残っているのはピアニスト、黒田亜樹http://www.kuroaki.net/さんによるもので、十数年前に広島で演奏を聞いたことがあります。確か横川駅前近くの西区民文化センターだったと思います。日本ビクターよりCDも2枚出ていますが、ライブの方が迫力があり、圧倒されますので、機会があれば実際に会場に行って自分の耳で聞いてみるのがいいでしょう。幸いYouTubeでも見ることができますが。
黒田亜樹(1998) "Tango Prelude - Piazzolla Piano Works" (ビクターエンタテインメント)
黒田亜樹(1999) "Tango 2000" (ビクターエンタテインメント)
黒田亜樹 "Libertango" (Astor Piazzolla)
黒田亜樹 "Adios Nonino" (Astor Piazzolla)
ギタリスト飯泉昌宏http://homepage3.nifty.com/bordona/によるものもあり、CDは持っていませんが、演奏は広島Otis!で聞いたことがあります。もう十年以上は経っていると思われるので、あまり記憶は定かではありません。
飯泉昌宏トリオ+1『アストル・ピアソラの音楽』http://homepage3.nifty.com/bordona/ma0401_cover.html
飯泉昌宏 "Adios Nonino" (Astor Piazzolla)
コントラバス奏者、齋藤徹http://web.mac.com/travessia115/tetsu/Tetsu_Saitoh_Travessia_Home_Page.htmlによる演奏もあります。ただし下のYouTubeはピアソラではなく、即興でタンゴを演奏したもののようです。
齋藤徹Tango Groove Collective (1989) "Ausencias" (Jabara Records)
齋藤徹 (1990) "Tetsu Plays Piazzolla" (ALM Records)