Luscious Jackson/Fever In Fever Out

先日、ラース・フォン・トリアー監督の映画『メランコリアhttp://melancholia.jp/ http://www.melancholiathemovie.com/ を見ました。サロンシネマで一週間だけ、一日一回の上映で、これを逃すと見れないと思って、慌てて劇場に行きました。既に東宝系列のシネコンで上映されていて、バルトでの上映は終わっていたんですね。最近、映画あまりきちんとチェックしていないので、見逃していました。映画はトリアー監督らしいと言えば、そうなのですが、自身の鬱病の体験を色濃く反映しており、通常の意味でのハッピーエンドを迎える映画ではありません。惑星の衝突による地球の終わりを描いているわけですから。エンディングは確かに衝撃的でした。しかし、ちょっと癒されたようなところもあり、意外と治癒的(thrapeutic)な映画体験だったかもしれません。まだ、あまりうまく整理できていないので、もう少したってから、詳しく書きたいと思います。

今回、映画とは全然関係ありませんが、ルシャス・ジャクソンhttp://www.lusciousjackson.us http://www.lusciousjackson.net/index.html http://en.wikipedia.org/wiki/Luscious_Jacksonの"Fever In Fever Out"(1996)を取り上げます。実をいうと、発売当時CDを買っていたのですが、手放してしまい、そのままになっていたのですが、たまたまアナログの中古盤が手頃な価格ででていたので、購入しました。久々に聞き返してみたのですが、ファンク、ヒップホップの影響を受けたポップなサウンドに透明感のあるヴォーカルが重なった、ちょっとスペイシーな宙を心地良く漂っているような音楽です。プロデュースはこのブログでも何度か取り上げているダニエル・ラノア。現在までにBeastie Boysの運営するレーベル、Grand Royalから、3枚のスタジオアルバムと1枚のベスト盤を発表しており、最近再結成をしたようです。3枚目のアルバム"Fever In Fever Out"の中の"Naked Eye"はビルボードチャートのトップ40に入り、アルバムはゴールドを獲得しました。尚、バンド名のLuscious Jacksonは、既に引退したバスケットボール選手'Lucious Jackson'から着想を得たようです。

1. In Search of Manny [EP] (1992)
2. Natural Ingriedients (1994)
3. Fever In Fever Out (1996)
4. Electric Honey (1999)
5. Greatest Hits (2007)

メンバーは以下の4人
Jill Cunniff - bass, vocals
Gabby Glaser - guitar, vocals
Kate Schellenbach - drums, vocals
Vivian Trimble - keyboards, vocals

1998年にVivian Trimbleが脱退し、2000年に活動休止。2006年から翌年にかけて、Jill Cunniffがソロアルバムを発表したのをきっかけに、メンバーの子どもたちのためにアルバムを作ろうと考えて、活動を再開しました。

以下はアルバム、"Fever In Fever Out"からの曲を中心にライブで演奏されたものです。録音レベルが低いので、やや聞きづらいかもしれません。

次の2曲はプロモーションビデオです。

アルバム"Elecric Honey"から"Nervous Breakthrough"