Lori Carson/Another Year

ロリ・カーソンhttp://lifeandmusic.loricarson.com/ http://www.allmusic.com/artist/p12506/biographyはソロ作品のリリースだけでなく、The Golden Palominosへの参加でも知られています。ソロアルバムを以下に記しておきます。

1.Shelter (1990)
2.Where It Goes (1995) Restless Records
3.Everything I Touch Runs Wild (1997) Restless Records
4.Stars (1999) Restless Records
5.House in the Weeds (2001) Micropop
6.Stolen Beauty (2003)
7.The Finest Thing (2004) Meta
8.Another Year (2012) Blue Kitchen Music/United For Opportunity

時系列的に聞いたのは、2,3,4のみです。6はベスト盤で、7は最近入手しました。他にThe Golden Palominoshttp://www.musicianguide.com/biographies/1608002879/Golden-Palominos.htmlの"This Is How It Feels"などもあります。前回はThe Golden Palominosについて書きましたが、PalominosもCelluloidから出ている最初の4枚はきちんと聞いていなくて、ベスト盤("A History" 現在は廃盤のようです)で聞きました。レーベルがRestless Recordsに
移ってから、アルバム"Drunk With Passion"あたりからはリアルタイムで聞いてきました。セルロイドの時代のフリー・アヴァンギャルドオルタナ・ロックの路線よりも、レストレスに移ってからのCarsonをメイン・ヴォーカルに起用したものや、ややダブっぽいアンビエントな作品の方が、現在のトレンドを先取りしていたような気がします。PalominosのCDは何枚か出ているベスト盤を除くと、入手が難しいようなので、中古当たりで見つけた人は迷わず買ったほうが無難です。個人的な願望としては、丁寧にリマスタリングしたものを、オリジナルアルバムの形態でリリースしてほしいのですが、ちょっと無理かなあ?

カーソンは来月4月に新作、"Another Year"をリリースする予定です。本人のウェブサイトの日記によれば、昨年の春には録音は終わっていたようなのですが、発売までに時間がかかったようです。また、CDの発売と並行して本を書いており、これはも少しで書き終わり、来年ぐらいには出版の予定だそうです。日記は全部読んでいるわけではありませんが、日常的なことが淡々とした筆致で描きとめられており、ファンの人は楽しめるのではないでしょうか。

"I Want to Believe You"は映画"Crazy Beautiful"(2001)『クレイジー/ビューティフル』(日本未公開、DVDあり)http://en.wikipedia.org/wiki/Crazy/Beautifulサウンドトラックで、Paul Haslingerとの共作です。映画はKirsten Dunst (カーステン・ダンスト)、Jay Fernandez(ジェイ・フェルナンデス)の2人で、アメリカの上院議員の娘で、金持ちで甘やかされて育ったニコールがメキシコ系アメリカ人のカルロスに出会い、文化や価値観の違いに衝突しながらも恋に落ちるという話です。監督はJohn Stockwell(ジョン・ストックウェル)。 "Fallen in theLight"は映画"Strange Days"『ストレンジデイズ/1999年12月31日』http://en.wikipedia.org/wiki/Strange_Days_(film)サウンドトラックでGraeme Revell(グレアム・レヴェル)との共作で、サントラのスコアはRevellが担当しています。