青葉市子独奏会@ヲルガン座

7月12日(金)に広島のヲルガン座で行われた青葉市子の独奏会に行ってきました。以前から気にはなっていたのですが、実際にライブを見る機会はありませんでした。広島に来るのは今回が初めてだと言われていました。リハーサルの直前に来広されたので、近くの原爆ドームを見る時間はなんとかあったようですが、街を散策するような余裕はなかったようです。

会場には少し遅れて着き、すでにライブは始まっていて、一階か二階のどちらかで見るようにいわれ、二階を選んだのですが、帽子をかぶっておられたせいか、(帽子の陰に隠れて)青葉さんの顔は良く見えませんでした。これなら一階にしておけば良かったなと思いました。

演奏は新曲も含め、既発のCDの曲が中心で、もう少し聞いていたかったのですが、あっという間に終わってしまいました。確かな技術に裏打ちされた安定感のあるギターの演奏と、生活感のない透明度の高い声。人間離れしているというか、'otherworldly'ということばがしっくりくるような不思議な存在感の持ち主で、既存のジャンルに当てはまりそうな音楽ではあるのだが、そこから見事にすり抜けているようなところがおもしろい。

通常のアルバムはもう少し先になるようですが、8月に細野晴臣坂本龍一小山田圭吾U-zhaanとのセッションを記録した、半分即興のような新作CDの発売が予定されている、とのことです。

今回のライブは直前に数名のキャンセルが出たようですが、ソールドアウトで普段のヲルガン座のイベントと比較すると、若いお客さんが多いような気がしました。いつになるかわかりませんが、次回のライブが待ち遠しいといっても、誇張ではありませんね。

青葉市子 公式ホームページ: http://www.ichikoaoba.info/
ヲルガン座ホームページ: http://www.organ-za.com/

「ひかりのふるさと」

「重たい睫毛」