Ulrich Schnauss "A Strangely Isolated Place"

Ulrich Schnauss(ウルリッヒ・シュナウス)は北ドイツの港町Kielに生まれ,My Bloody Valentine, Slowdive, Tangerine Dream等のミュージシャンの影響を受け,音楽活動を始めた。1996年にベルリンに移住し、エレクトロニカのレーベル,CCO (City Centre Offices)と契約し,ファーストアルバム,"Far Away Train Passing By"を2001年にリリースした。"A Strangely Isolated Place"はオリジナルが2003年に発売され,2008年に元Cocteau Twins (コクトーツインズ)のRobin Guthrie (ロビン・ガスリー)のリミックスによる2曲が追加される形で,Independienteから再発された。現在はロンドンに住み,そこで音楽活動を続けている。感傷的というと,紋切り型に鳴ってしまうが,感情に直接訴え掛ける音響作品とでもいうべきか。ギターによる轟音ノイズを美しく響かせる音作りはシューゲイズのバンドによく見られるが,Schnaussも同様の美意識を共有している。My Bloody Valentineの影響が見られるとするならば,同じ種類の音が鳴っているかどうかということではなく,いかにしてノイズを美しく響かせるかというあたりではないか。

Ulrich Schnauss (Facebook): https://www.facebook.com/ulrichschnauss
Ulrich Schnauss (Wikipedia): http://en.wikipedia.org/wiki/Ulrich_Schnauss
Ulrich Schnauss Interview: http://www.undertheradarmag.com/interviews/ulrich_schnauss_interview_072007/

"A Strangely Isolated Place"

"Gone Forever" (Robin Guthrie Remix)