Raime "Quarter Turns Over A Living Line"

Raime (レーム)はロンドン在住のJoe Andrews(ジョー・アンドリュース)とTom Halstead (トム・ハルステッド)のデュオで, Blackest Ever Blackよりフルアルバム "Quarter Turns Over A Living Line"をリリースした。アルバムカバーのモノクロの写真に見られるように,視覚的にも音響的にもちょうどModern LoveのAndy Stottあたりに共通するような美意識に貫かれている。ゴスやダブステップの類似点も指摘できるだろうが,デトロイト・テクノやジャングルだけでなく, Cabaret Voltaire (キャバレー・ヴォルテール)のような80年代のインダストリアル・ミュージックの影響を受けている。ある意味, 2012年度を象徴するアルバムであるといえるかもしれない。

Raime Interview: http://www.guardian.co.uk/music/2012/nov/22/raime-we-wanted-rawness