penguin cafe "a matter of life..."

ペンギン・カフェ・オーケストラ(Penguin Cafe Orchestra, 以下PCO)はサイモン・ジェフス(Simon Jeffs)を中心に結成され、1976年にブライアン・イーノ(Brian Eno)の主宰するオブスキュア(Obscure)より"Music From The Penguin Cafe"をリリース。このファーストアルバムでよく聞いたのは、"The Sound Of Someone You Love Who's Going Away, But It Doesn't Matter"(「君の恋人が去ろうとしている音が聞こえるけど、それは重要じゃない」)で、タイトルも曲自体も長いですが、これが個人的には初期のベストですね。

Penguin Cafe Orchestra "The Sound Of Someone You Love Who's Going Away, But It Doesn't Matter"
 

PCOは70年代から80年代にかけて精力的に活動しますが、1997年にリーダーのジェフスが脳腫瘍で亡くなり、バンドは活動を停止。その間、9枚のアルバムを発表した。

1. Music From The Penguin Cafe (1976)
2. Penguin Cafe Orchestra (1981)
3. The Penguin Cafe Orchestra in Japan (1983)
4. Broadcasting From Home (1984)
5. Signs Of Life (1987)
6. When in Rome...(1988)
7. "Still Life" At The Penguin Cafe (1990)
8. Union Cafe (1993)
9. Concert Program (1995)

サイモン・ジェフスは2000年にソロアルバム"Piano Music"を発表。これは1993年から2000年までの間に断続的に録音した曲を集めて制作したアルバムで、これがサイモンのソロでは最後の作品になるかもしれない。

 ペンギン・カフェPCOのリユニオンをきっかけにサイモンの息子、アーサー(Arther)が新しいメンバーで結成したバンドである意味、もっともペンギン・カフェらしい音かもしれない。新曲のはずではあるのだが、既にどこかで何回となく聞いている曲のような、そんな不思議な雰囲気がアルバム全体に漂っている。別の言い方をすれば、デジャブに近い感じのような奇妙で懐かしい感じといったらいいのか。店頭で視聴した時に、期待していた以上に引き込まれてしまったわけです。
 来る10月に来日公演が予定されていますが、東京の公演は既に売切れになっており、入場可能なのは大阪クラブクワトロの公演のみのようです。

Penguin Cafe "Landau"

Penguin Cafe "That, Not That"

Penguin Cafe "The Fox And The Leopard"

Penguin Cafe Official Website: http://www.penguincafe.com/
Penguin Cafe 来日公演: http://plankton.co.jp/penguin/